青山先端技術研究所の概要
青山先端技術研究所は、「最先端技術の研究を行い、その技術を如何に人々の生活の中に活用していくか」をミッションとして設立されたシンクタンクです。
元官僚上官、外資系コンサルティングファームパートナー、投資ファンドのマネージャー経験者を中心に、蓄積されたナレッジやノウハウを活かして、社会課題全般にアプローチします。
また、日々のコラムを通じて、最先端領域のイノベーションが普段の生活に与える影響や、何気なく利用している科学技術の背景などを、分かりやすくお伝えしてまいります。
近年の技術の発展は著しく、一方でそれによる軋轢や、発展に追いつけていない分野が存在していることも事実です。私たちのコンサルティング手法や、ソリューション、そして人材のご提供を通じて、より豊かな社会の実現に寄与してまいります。
見識について-ご挨拶に換えて-エグゼクティブフェロー 中嶋隆一
物事を調査研究する場面において、いつも考える事件があります。
以前、空から小魚数匹が塊で落ちてきたという事件がありました。新聞社は印象としては超常現象、解説としては、魚類学者と気象学者に取材し、竜巻などの上昇気流を伴う局地的気象現象で運ばれたものという説明がされていました。そして、それを見た鳥類学者が驚きました。サギなどの鳥類には、猛禽類に襲われたときに胃の内容物を吐き出して体を軽くする習性があり、鳥類学社にとっては良く見かける現象だからです。
重要なことは、事象に対して調査するべき分野を違えないということです。事象の要因をいくら専門的に調査しても、調査する方向が間違っていたら見当違いの結果が出てくるという良い見本です。
このような報道もよくあります。2021年春もそうでしたが、桜の開花が例年より早いと、入学式には花が残っているかという発言が出ます。桜が一斉に咲くのは、日本の桜の名所ではソメイヨシノのクローンが数多く見られますが、多くの学校の庭には、数種の開花時期の違う桜を植え、卒業式でも入学式でも桜があるようにされているところが多いようです。知識を持っていれば「入学式には花が残っているか」という考え自体が誤りだとすぐに分かりますが、毎年聞く季節の挨拶を信用し、疑問を全く持たないという例になります。
このような見当違いが話題になることがよくありますが、調査研究に携わる人間はこれを笑えません。調査研究の誤謬の多くは見当違いに要因があります。調べるべき現象は多様で多面性があり、それらを全方位から正しく調査するには高い見識を必要とします。それに伴い、私達は、研究者として自らの専門の知見を深めるとともに、常に広く学び自らの見識を高める努力をする必要があると考えています。
当研究所は、EPIC PARTNERSグループのシンクタンクとして、国内外の研究機関・大学および公官庁と連携し、最新の技術解説、活用方法を幅広く研究・発信していくことで、社会へ貢献させていただくべく事業を展開しております。
当研究所の英語名「AOYAMA Intelligence Advanced Technology Research Institute」は、創業の地、東京青山一丁目をオープンイノベーションの拠点として、あらゆるIntelligence(知性)を集積・研究し、世界へ開示していく研究所、という意味を込めました。技術革新が急速に進み、社会情勢や環境が目まぐるしく変化する中で、世の中の人々にとって価値ある先端技術を獲得し提供し続けるためには、世の中で生まれ続ける新たなIntelligenceを繋いでいくことが重要と考えています。
おかげさまで当社は2001年の創立以来、着実に成長を遂げています。これからも先端技術の研究として、世の中、人的・知的ネットワーク、技術ネットワーク、先端技術ソリューション・活用サービス提言の専門研究所として、高度技術者を育成し高い付加価値を提供してまいります。
また、パートナー企業様・研究者様との連携によりサービスを高度化し、パートナー企業・研究者と共にビジネスボリュームの拡大を図ってまいります。
これからも私たちは、新しい価値を生み出すことで、デジタルトランスフォーメーション(DX)をともに実現するパートナーとして、社会に貢献して参ります。
青山先端技術研究所
エグゼクティブフェロー
中嶋 隆一
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